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【天日干しvs電子レンジ】アルファ化米(ほしいい)作り比べしてみた

こんにちは、るんです。 

 

困っている人
困っている人

・アルファ化米って自分でも作れるの?

・災害用備蓄や登山・旅行にも使えるアルファ化米の作り方を教えてください。

 

今回はこういった疑問に答えます。

 

アルファ化米は自分でも作れます

アルファ化米は、水やお湯で戻すだけで簡単に白ご飯を作れるように加工したお米のことです。

災害用の「尾西の白飯」や「握らずにできる携帯おにぎり」などが有名ですね。

このアルファ化米、購入するとなるとちょっと割高です。

一食分のご飯で300円ほどします。

「何とか安くアルファ化米を準備したい!!」という方は自分で作ることができます。

災害用の長期保存食品だから、フリーズドライのような特殊な技術が使われていると思いきや、全くそんな事はありません。

ご飯とザルがあれば、自宅で簡単に作ることができます。

 

アルファ化米は昔からほしいいという名で保存食として親しまれてきました。

過去の文献では20年以上保存できるとの記述もあります。

完全に水分を抜いてカラカラの状態にしてから保存するのでそのようなことが可能なのですね。

実際に20年保存可能なのかは保存容器や保存環境によると思いますが、

最近では3年半前に作ってジップロックに保存していたアルファ化米を問題なく食べられましたので、長期保存に向いているのは間違いないです。

 

アルファ化米の使い道

お米は生のままだと水分がそれなりに含まれているので長期保存には向きません。

しかしアルファ化米に加工することでお米を長期保存することが可能になります。

そして食べる時も、火を使わずに調理することができるので使い勝手が良いです。

お湯があれば15分で白ご飯の状態に戻せます。

カップ麺のように3分と言うわけにはいきませんが、お湯を注いでおくだけでできるので様々な場面で誰でも簡単に作れるのです。

そのため、災害時の備えや登山やキャンプなどのアウトドア、国内旅行海外旅行などの、

しっかりとしたキッチンがなく調理がしづらい状況で真価を発揮します。

 

ちなみに私は、1人で2泊以上の旅行に行く時は、アルファ化米とお茶漬けの素を持っていきます。

旅行の時は、食べ歩きやカフェなどで大抵昼間食べ過ぎるので、夜はホテルに戻って、アルファ化米のお茶漬けで軽く済ませることが多いです。

そうすると翌日もまた昼間の食事や食べ歩きを存分に楽しむことができます。

 

アルファ化米の作り方・使い方

アルファ化米の作り方はいくつかあります。

ここでは昔ながらの方法(天日干し)と、簡単に時短でできる方法(電子レンジ)の2パターンを紹介します。

 

昔ながらの作り方(天日干し)

 

【作り方】

1.ぬめりを取るため、炊いたご飯をざるに移して水洗いします。

2.1の水を切って、ご飯をざるの上に広げておきます。

3.2~3日天日干しして、カラカラになったら密閉できる容器に入れて保存します。

 

実際に作ってみた

お茶碗1杯(150g)の白ご飯を上記の作り方でカラカラにしてみました。

直径22センチの平ザルに広げてみましたが、ちょっと厚みが出てしまったので、もう1つ用意して2つのザルで天日干しにしました。

なるべく薄く広げないと乾燥する前にかびてしまいます。

今回は2つに分けて薄くしたのでカビずに乾かすことができました。

150gの白ご飯を天日干ししたところ、カラカラに乾いた3日後には65gになっていました。

簡単時短の作り方(電子レンジ)

【準備するもの】

・炊いたお米

・ザル

・耐熱のお皿

 

【作り方】

1.ぬめりを取るため、炊いたご飯をざるに移して水洗いします。

2.1の水を切って、ご飯を耐熱のお皿の上に広げておきます。

3.電子レンジで5分加熱して、米粒をほぐし、さらに5分加熱します。

4.その後、米粒をひっくり返し、2分加熱します。カラカラに乾燥するまで2分加熱を繰り返します。

5.乾燥したら常温になるまで冷まして、密閉容器に入れて保存します。

 

実際に作ってみた

150gの白ご飯を直径24cmのお皿に広げて電子レンジで加熱しました。

5分加熱を2回した時点では、7割カラカラになっている状態だったのですが、電子レンジから出してお皿から白ご飯を剥がすのが結構大変でした。

それでも全行程20分もあればできるし、そのうちの10分以上は電子レンジにかけて放置している状態なので、とても簡単に作れます。

晩御飯の準備をしながら片手間でアルファ化米を作ることもできます。

ただし電子レンジで長時間加熱すると、食品に含まれる栄養素が変容してしまうという情報もあるので、一長一短ではあります。

150gの白ご飯を電子レンジでカラカラにしたところ、81gになりました。

天日干しのアルファ化米が65gになったことから、電子レンジのアルファ化米はまだ水分が残っていると思われます。

この実験では、白ご飯が電子レンジの加熱で茶色くなり始めていたので、ここで加熱は終了することにしました。

電子レンジ加熱+天日干しが時間面・品質面でバランスがいいのかなと思います。

 

アルファ化米の使い方

【準備するもの】

・アルファ化米(ほしいい)

・お湯

・お茶碗

 

【使い方】

1.アルファ化米の重さを測ってお茶碗に入れます。

2.元の体積の1.5倍のお湯をお茶碗に注ぎ、お皿やアルミホイルで蓋をして15分待ちます。

※お粥にしたい場合はアルファ化米の2倍以上のお湯をお茶碗に注ぎます。

実際に作ってみた

今回は電子レンジで作ったアルファ化米をお湯で戻して食べてみました。

茶碗いっぱいのご飯で出来上がったアルファ化米が80gだったため、それを1.5倍した120gのお湯に浸して15分待ちました。

 

結果は概ねうまくできました。

元に熱湯を注いでいるとは言え15分待っているので既にご飯はぬるくなっていますが、ちゃんと戻せていて食べられます。

これが災害時に食べれるのであれば万々歳だと思います。

ただ、下のほうは柔らかめのご飯、上のほうは固めのご飯の食感でした。

これはアルファ化米を作るときにお米を一粒一粒バラバラにできなかったので、板状になってしまい、そのアルファ化米がかさばってしまい、120gのお湯では全て浸かり切らなかったのが原因だと思います。

バラバラに細くできればできるほど、お湯で戻した時にご飯のおいしさが再現できるようです。

戻したアルファ化米は生姜の佃煮を乗せて食べました。

ブレブレですが…。

 

まとめ

アルファ化米は自宅で簡単に作ることができます。

災害用品として買うと少し割高ですが、家で作れば格安です。

 

私は自分で作ったアルファ化米と、登山用品店で買ったアルファ化米を、半分ずつ揃えています。

万が一、自分で作ったアルファ化米が保管環境などが原因で痛んでしまった時に、

やはり工場で作られて賞味期限も書いてある製品は心強いからです。

まあ、3年前に作ってジップロックに入れてあるアルファ化米がまだ無事に保存できているので、カラカラに乾きさえすればあまり痛むという心配はしないで良いのかもしれません。

 

気になった方はぜひ作ってみてください。

それでは。