こんにちは!
アトピー歴20年以上、完治に向けて取組み中のるんです。
今回はアトピーの症状がどんどん良くなる『温熱療法』を紹介します。
結論から言うと、
私は塗り薬だけを使っているときよりも何倍も早く湿疹が治るようになりました。
この記事を読むと、おうちでできる温熱療法がわかります。
また、ご自身はアトピーではないけど親しい人がアトピーで困っている場合、ぜひこの方法を教えてあげてください!
アトピーに温熱療法が効く!
アトピーの人には、冷え性が多いそうです。
私もその一人。
温熱療法は1年ほど前にやっと知ったのですが、
もっと前に知りたかった。
アトピー持ちで冷え性の人は間違いなく気持ちいいので試してみて欲しいです。
寒い冬はもちろん、夏も冷房で体が冷えていたりするので、
温めると気持ちいいですよ~!
また、気持ちいいだけではなく、
・皮膚を50℃程度に暖めると、リンパ球の働きが抑えられ、免疫反応が抑制される。
・熱によって、黄色ブドウ球菌などの皮膚感染症を起こす細菌を殺すことができる。
・体が暖まり血液の循環がよくなり、かいた汗が乾燥した皮膚の水分補給や保湿にもなる。
と、様々な効果があります。
温めるとかゆくなるんじゃないの?
とは言っても、温めるとアトピーはかゆくなると思っている方は多いと思います。
例えば、お風呂上りや寝ているとき。さらに運動した時など。
体が温まってくるとともに、かゆみが増してくる経験をしたことがある方も多いんじゃないかと思います。
そうなんです。
体がじんわり温まってくると、かゆみスイッチが入るんです。
ただそのかゆみって、今まで体温が下がっていて血行不良になっていたのが、
温まって血行が良くなったときに起こるものなので、
実は回復のしるしなのです。
そう、温まってかゆくなるのは実はものすごく体にいいことなのです!
しかし、かゆいと掻いてしまって、肌にはダメージを負ってしまいますよね。
そこで一工夫します。
入浴のように「じんわり温か気持ちいい温度」で体を温めるのではなく、
「あつ気持ちいい」くらいのちょっと高い温度で患部を温めます。
この温度は人によって違いますし、
季節や状況によっても違うので一概に言えませんが、
「やけどはしない。でも熱い。そして気持ちよさも感じる温度」です。
そうすると、温まることによってかゆみを誘発することなく、
逆に血行が良くなることで溜まっていたものが動き出し、かゆみを取ってくれる効果があります。
それでは、自宅でできる温熱療法のやり方を紹介します。
(やる時は自己責任で、どの方法もやけどには十分ご注意ください。)
温熱療法のやり方・その1~ゆたんぽ
湯たんぽで、湿疹が出ている場所、痛みや冷えを感じる場所を温めます。
湯たんぽはそのままだと熱いので、カバーに入れて使ってくださいね。
湯たんぽはさまざまな種類のものが売られていますが、鉄板製の直火で温められるものがおすすめです。
プラスチック製のものも安価で売っていますが、直火で温められる方が断然便利です。
私はすぐに温まりたい時は、湯たんぽに半分水を入れてコンロで温め、
それと同時に電子ケトルでもう半分の水を温めます。
そうすると爆速でぬくぬくできます。
3分もかからないのではないでしょうか。
3分もかからないのではないでしょうか。
我が家にはやかんがないので、注ぎ口の大きいこちらのタイプを愛用しています。
湯たんぽ
そのままだとやけどするのでカバーにいれます。
うつ伏せになって、腰や肩甲骨のあたりに湯たんぽを当てると全身の血流が良くなります。
また、ふくらはぎに当てるのも、足に症状がある方には抜群の効果があります。
低音やけどにならないように、
熱すぎると感じるようになったら場所をずらしながら使ってください。
温熱療法のやり方・その2~アイロン
患部に乾いたタオルを置いて、その上から温まったアイロンで皮膚をなでます。
じんわりと温まっていくのがわかると思います。
小型のアイロンを使えば、凹凸が箇所にも湯たんぽよりもピンポイントに患部に当てることができます。
ここでも「あつ気持ちいい」感覚を大切にしてください。
アイロンが熱すぎる場合は、アイロンの設定温度を下げたり、
タオルを厚めのものに変えて皮膚の感覚を探ってください。
とは言っても、アイロンを人間に当てるのは、抵抗がある方が多いのではないでしょうか。
私もはじめはアイロンを肌に当てるなんて怖いと思っていました。
ただ、1度経験してしまうとこの気持ちよさはやみつきになります。
こういう小型のアイロンを使えば、片手でも扱いやすいです。
ただしスチームを出すとやけどの可能性があるので、水を入れずに使ってください。
私はこれを自宅でも使っていますし、
軽いので旅行にも持っていきます。
温熱療法のやり方・その3~タオル
タオルの温熱療法は、かゆみに抜群の効果があります。
必要なものもタオルと電子レンジだけなので、
一番手軽にできる方法なのではないでしょうか。
やり方としては、濡らしたタオルを絞って、レンジで温めます。
そして、そのタオルを直接肌に当てます。
大きさはフェイスタオルくらいがある程度温かさも持続するし、
扱いやすいのでおすすめです。
それをてのひら1~2枚分くらいの面積になるまで折って使います。
かゆい箇所や冷えている箇所に当てて、
じんわりあつ気持ちいいのを楽しみます。
数分でタオルは冷めてしまうので、物足りないようであれば温めて2~3回繰り返します。
もっと詳しいやり方や、メカニズムはこちらの『たった5分で体が変わるすごい熱刺激』という本でみることができます。
これ本当に、アトピーの方全員に配りたいくらいおすすめです!
この熱刺激の方法を知っているといないとでは、QOLが雲泥の差だと思います。
私は家でかゆみが起きた時はしょっちゅうタオル熱刺激をやっています。
非アトピーの夫も、蚊に刺されてかゆいときに毎回熱刺激してます。
1発でかゆみが治まるようです。
これを行うときは毎回、『タオルを当てることで血行が良くなり、患部に溜まっていたかゆみ成分が血流にのって患部からいなくなるのかなあ』という感じで想像しています。
温熱療法のやり方・その4~温熱器
温熱器という専用の電子機器を使って体を温める方法です。
温熱器はコンパクトなハンディ型と、広範囲を温められるシート型があります。
ハンディ型で人気なのはこちらの『三井式温熱治療器』です。
シート型では、体に巻き付けるものから敷布団のような大型のものまでさまざまなサイズのものがあります。
この『遠赤外線コスモパックフィット』は巻き付けて使用するタイプです。
「体に巻いて温めるんだったら電気毛布でいいのでは?」という声も聞こえてきそうですが、
電気毛布やホットカーペットは電磁波が大きいので使用すると逆に体調が悪化します。
アトピーで敏感肌の方なら、電気毛布やホットカーペットを使ったときに皮膚にピリピリした刺激がありかゆくて仕方なくなってしまった人もいるのではないでしょうか。
私もコスパのいい暖房として使用していたことがありますが、
あっという間に皮膚が悪化するので使うのををやめました。
治療専用の温熱器であれば、
・電磁波の影響なし
・遠赤外線効果で使用後も温かさが続く
・タイマー機能で消し忘れても大丈夫
・機種によっては、使い方の講習が受けられる
など、治療専用なだけあって使いやすい機能がそろっています。
私は断食施設でハンディ型もシート型も使ったことがありますが、
天にも昇るような心地よさが体感できます。
ただ、他の3つよりもかなりお値段が張るのが難点。
他の3つの方法を試してみて、温熱療法の効果を体感したり、
温熱器を使った施術をしている病院や鍼灸院などで施術を受けてみてから検討するのがいいと思います。
まとめ
温熱療法を行ってかゆみを減らしたり、
血行を良くしていくと、
肌の状態も良くなっていきやすいのでぜひ活用してみてください。
生活の質がぐんと上がりますよ!
また、身近にアトピーで困っている知り合いがいる方は、
この記事を紹介して温熱療法を教えてあげるととても喜ばれると思います。
以上、『かゆいところを温めるとアトピーが改善する!温熱療法やってみて!』でした。